年齢を重ねると色々な変化が現れます。

”くちびる”にも変化が現れます。

くちびるは薄くしぼみ、鼻の下が伸びる

普段唇とよんでいる赤い部分の赤唇部だけでなく，加齢印象に大きく影響すると考えられる周辺の白唇部にも着目し，正面と側面の写真画像から計測することで検討を行った。その結果，白唇部は加齢とともに長くなり，さらに丸みを帯びてくることが明らかとなった。さらに赤唇部は縦幅が狭く横幅が広くなってくること，側面からみた下唇の膨らみが低下することを定量的に明らかにした。これら多くの形状変化は40歳代以上で起きていることも明らかとなった。また同一被験者において同様の加齢変化がおきていることを確認し，個人差ではなく加齢変化によるものであることも検証した。

日本人女性における口唇形状の加齢変化, 日本化粧品技術者会誌, 2019, 53 巻, 4 号, p. 287-296,より引用

くちびるにもエイジングケア

くちびるのボリュームがなくなると、鼻の下が伸びて唇の上に縦じわが入りやすくなります。くちびるをふっくらさせるヒアルロン酸注入が良いでしょう。

人中短縮ボトックスもいいけど、ちょっと注意

人中短縮ボトックスの効果で唇が外向きにぷるっとなるのですが、もともとボリュームがない方にはあまり効果が出にくいです。また、人中短縮ボトックスは口を閉じるときに使う口輪筋に作用させます。そのため、口が閉じにくくなるというデメリットがあります。口輪筋が弱っている方はストローが吸いにくかったり、麺が啜りにくいなどの副作用がでることがあります。。

口がへの字になってる

口角が下がり気味であれば口角をあげやすくする『口角ボトックス』を併用すると、より優しい印象になりやすいです。口角が下がっているということは、頬も引っ張られて下がってしまいます。加齢で口元は下がる傾向にあるので、エイジングケアに口角ボトックスはおすすめです。

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