木谷ドクターブログ

2023/06/21

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ふたえ(二重術)『埋没法と切開法どっちのほうがいいですか?』

皆様からのご質問

『埋没法と切開法どっちのほうがいいですか?』

切開は怖い、ダウンタイムが気になるということで埋没法を希望される方が多いのですが、なかにはどっちが自分に合っているのか話を聞いてから決めたいという方もいらっしゃいます。

 

回答

方法としてどっちが優れているというのはありません。

理想の形や好みで向いている方法はあります。

おおまかに

はっきりした目元希望の方(幅広平行型、食い込みをしっかりなど):切開法

ナチュラルな目元希望の方:埋没法

が向いていると思います。(まぶたの状態にも左右されるため全員に当てはまるわけではありません)

ただし、ルネッサンスでは初めて二重処置をされる方にはまず埋没法をおすすめしています。

 

一重と二重のちがい

一重まぶたと二重まぶたの違いはまぶた内部の構造です。

まぶたの裏側と表側を連結する構造(ブリッジ)があると二重になります。連結する構造(ブリッジ)がないと一重になります。

ルネッサンスの埋没法『R-MT法』に詳しく記載しています。ご興味あればご覧ください。

埋没法は”糸”でブリッジをつくります。

切開法は”癒着”でブリッジをつくります。

 

切開法の”癒着”

切開法はまぶたの内部に癒着という医学的変化を起こして二重にするのですが、癒着とは簡単に言い換えると『傷(キズ)』です。まぶたの裏側と表側を傷で連結させることで二重まぶたにします。傷は拘縮という”ひきつれ”を起こすことがあり、これはハム目と呼ばれる失敗の原因になることがあります。もちろんハム目にならないように工夫をするのですが、癒着による拘縮は避けられない、というよりも切開法が癒着と拘縮を作ることで二重を作る方法なので、食い込みが強くなる傾向にあります。

ルネッサンスでは強い食い込みになりにくく自然な形になるよう工夫した独自の切開VOGUE法をおこなっているのでご安心ください。

埋没法は癒着は少ないが瞼板法に注意

埋没法は糸でブリッジを作る方法なので切開法に比べて癒着は少なく、食い込みも自然な浅めです。埋没法には大きく挙筋法と瞼板法の2種類がありルネッサンスのR-MT法は挙筋法でおこなっており、内部の構造が自然な状態に近いためナチュラルな食い込みになります。ここで注意していただきたいのが瞼板法です。瞼板法は癒着が強く起こることがあり、なかには切開法よりも強い癒着をおこしてる方がいます。SNSで埋没法は3回までなどと言われている理由がこの癒着です。瞼板法を受けた方の中には、強すぎる癒着でまぶたが異常に変化して3回どころか、2回目すら埋没ができなくなることがあります。

瞼板法は癒着が起こりやすいため食い込みが強くなる可能性があります。また、複雑に糸をかける方法も炎症が強くなってしまうため癒着が強く、深めに食い込む可能性があります。

ルネッサンスのR-MT法は内部の変化がすくない方法で、ナチュラルな二重をご希望の方に最適な方法です。

ふたえの幅

埋没法は手軽にできる分、制限があります。その一つが幅の制限です。まぶたの状態によるので個人差がありますが、可能な幅には限りがありますし、幅を広くするととれやすい傾向があります。一方で、切開法には制限はありません。二重と言えないような異常に広い幅でも可能です。

 

切開法と埋没法はどちらにもデメリット・メリットがあり、どちらの方が優れているということはありません。

カウンセリングで最適な方法を見つけましょう。

切開法はとれにくく、埋没はとれやすい、という点も気になるところだと思います。

とれてしまう可能性について書いた記事埋没法(二重術)はとれやすい?もありますので、ぜひご覧ください。

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