二重・目の整形
Double Burial Method 二重埋没法 切らない二重術(埋没法)
二重埋没法は、腫れや皮下出血等が非常に少ないことで定評をいただいています。
極めて細い外科用の糸を使用し、解剖学的に本来の二重まぶたと同じ構造を作成することで、「目を閉じても目を開けても」自然な二重まぶたを実現します。ダウンタイムが短いため、学校やお仕事で、休みを取れない方でも受けて頂きやすい二重まぶた治療です。
- 二重埋没法はこのような方におすすめです
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- アイプチやアイテープを使って二重まぶたを作っている方
・最近アイプチのかぶれが酷くなってきて、まぶたの皮膚が厚く硬くなってきて上手く二重に ならない。 ・毎朝、気に入った二重まぶたを作るのに時間が掛かって面倒。
・アイプチを使い続けているため、まぶたの皮膚にたるみが出てきた感じがする。
まぶたにかぶれがあるのに無理にアイプチやアイテープを使い続けることは、まぶたの皮膚にダメージを与えて余計なシワやたるみを増やす原因になることがあります。二重まぶた埋没法の処置をを受ける事で、朝の煩わしい二重まぶた作りから解放され、しかもアイプチやアイテープによる皮膚のダメージを無くすことができます。*アイプチのかぶれが非常に強い場合は、約7日から10日間ほど当院でお渡しするお薬(無料)を使用していただいて、かぶれを落ち着かせてまぶたの皮膚の状態を改善してから埋没法を行うこともあります。 - 漠然と二重まぶたに憧れている方。アイプチやアイテープを使ったことがなくて、 ご自身が二重まぶたになった時のイメージが掴めない方
先ずは腫れも少なく、いざとなれば元の状態に戻せる二重埋没法をご検討されるのが良いでしょう。稀に初めから「なるべく消えない方法で」ということで切開法を検討される方もいますが、埋没法でご自身の二重まぶたのイメージを確立してから切開法を受けられるのが無難でしょう。
- 以前他院で二重埋没法を受けて取れてしまった方
以前他院で受けた二重埋没法の際に強く腫れが出てしまったので、また埋没法を受けたいが腫れのことが心配で躊躇されている方はいませんか?二重埋没法は、切開法とは異なり基本的に腫れは非常に少ない方法です。しかし腫れの程度は、術中の操作のちょっとしたことで大きく変わってきます。二重埋没法は麻酔の段階から処置が終わるまで、最大限に「腫れを少なくする工夫」をしていますので、安心してご相談ください。
- 二重まぶたの治療を受けたいが、学校やお仕事でまとまった休みが取れず
迷っておられる方
ルネッサンス美容外科医院の二重埋没法二重埋没法は極めて腫れが少ない方法ですので、もし全く休みが取れない方でも受けていただける場合が多いことが最大の特徴です。学校、お仕事のご予定も含めてご相談ください。
- アイプチやアイテープを使って二重まぶたを作っている方
二重埋没法とは 二重になる仕組みを知りましょう
二重まぶたになる仕組み
二重埋没法を知ってもらうには、その前に二重まぶたの仕組みを理解していただくことが大事です。一重まぶたと二重まぶたの構造を図で説明しましょう。
二重まぶたの場合は、まぶたの奥の上眼瞼挙筋表面から皮膚に向かって線維が分岐しています。この線維は上眼瞼挙筋と皮膚との間をつなぐ「ブリッジ(架橋)」の役割を果たします。この線維によって上眼瞼挙筋が収縮する(目が開く)と、線維が付着している部分より下の部分の皮膚が引き込まれます。
この時、線維が付着している部分より上の部分の皮膚は引き込まれず前方に被さってきます。この引き込まれている部分と被さっている部分の立体構造が「二重まぶた」ということです。一重まぶたの場合は「ブリッジ(架橋)」の役割を果たす線維がないため、上眼瞼挙筋が収縮して(目が開いて)も皮膚は引き込まれず、まぶたの皮膚全体がまつ毛の上に被さってしまうのです。
二重埋没法は、この上眼瞼挙筋と皮膚との間をつなぐ「ブリッジ(架橋)」を外科用の縫合糸を使って作成する手術なのです。埋没法で作成した二重まぶたも、生れながらの二重まぶたと解剖学的構造は全く同じですので、目を閉じた時や目を開けた時の感じも極めて自然ということです。
二重の幅はこのブリッジの高さで変えられます。狭い二重まぶたを作る場合にはブリッジの位置を低く、広い二重まぶたを作る場合にはブリッジの位置を高くすれば良いのです。
しかし、広くする場合は解剖学的な制約もありますので、ただブリッジを好きなだけ高くして幅の広すぎる二重まぶたを作れるというわけではありません。個人差はありますが一般的には、まぶたを閉じての皮膚を伸展した状態で、まつ毛の生え際から約10mm以内がブリッジ形成が可能な適正位置です。
まぶたのボリュームが多い場合(厚みのあるまぶた)では、広い幅が形成できないこともあります。
二重まぶた埋没法の種類
二重まぶたの埋没法には、挙筋法と瞼板法があります。違いは、まぶたの奥のブリッジを架ける部分です。名前の如く、挙筋法は上眼瞼挙筋に架ける方法、瞼板法は瞼板に架ける方法です。
挙筋法は上の「二重まぶたになる仕組み」で説明しました通りで、解剖学的に生れながらの二重まぶたと同じ構造です。瞼板法は図に示しましたように瞼板と皮膚との間にブリッジを架けるため、生まれながらの二重まぶたの構造とは異なっています。
では、挙筋法と瞼板法のどちらの方法が優れた方法なのでしょうか。
ルネッサンス美容外科医院では、「挙筋法の方が総合的に優れている」という結論の下に、挙筋法を採用しています。院長メッセージに詳しく述べていますのでご参考してください。
| 二重埋没法(挙筋法) | 瞼板法 | |
|---|---|---|
| 手術の概要 |
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| 重度のたるみ | 本来の二重まぶたと同じ様に、上眼瞼挙筋から眼輪筋の間にブリッジ(架橋)を形成します。ブリッジの役割を果たすものとして糸を重瞼線に沿う様にループ状に埋め込みます。 | 瞼板と眼輪筋を直接連結するために糸を点強く結びます。重瞼線上を2〜3箇所で固定することが多いです |
| 手術後の腫れの少なさ |
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糸を本来の二重まぶたと解剖学的に同様になる様に糸を走行させるので、組織の圧迫等は無いため腫れが非常に少ないです。*稀ではあるが体質的や構造的に腫れが比較的強く出る場合もあります。 |
眼輪筋と瞼板を直接結合させる様に糸で強く縛るため1〜2週間腫れることが多いです。二重切開法より腫れることもあります。 |
| 術後の安全性 |
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二重埋没法では糸は結膜下に埋め込むので、糸が切れたとしても糸が結膜面に露出してくる可能性は極めて少ないです。*同じ挙筋法でも美容外科によっては結膜下に埋め込まないこともあります。 |
糸が切れると瞼板から浮き出すので眼球を刺激して痛みが出ることがあります。*早めに対処して糸を除去すれば大きな問題になることはないです。 |
| 二重まぶたの 定着性・持続性 |
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組織に負担が加わりにくいため、瞼板法のように組織が挫滅しないため安定した期間が長い。瞼板法と異なり「点」ではなく「線」で固定することができることも利点です。※埋没法である以上まぶたに強い力が加わるととれてしまう可能性はあります。 |
二重埋没法(挙筋法)と異なり糸を強く結んで強制的に眼輪筋と瞼板を直接結合させるので組織が挫滅してしまい眼輪筋と瞼板が解離し元にもどり易い傾向にあります。「点」で固定するため挙筋法の「線」固定より不安定です。 |
| 生まれながらの 二重まぶたとの 解剖学的類似性 |
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二重埋没法の処置方法の基本概念は「産まれながらの二重まぶたと同じ構造を形成する」ことです。産まれながらのまぶたのブリッジ(架橋)構造物は「自己繊維」ですが、この部分を外科用の細い糸(直径0.05mm)で代用するのが二重埋没法です。 |
瞼板から想定する皮下を、糸で固く結ぶことによって直接結合することで二重まぶたを形成するが、生まれながらの二重まぶたとの解剖学的類似性は低いです。 |
| 必要時の 糸の抜去の容易さ |
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二重幅の変更や炎症を起こした際の糸の抜去は比較的容易です。糸の結び目がまぶたの浅いところに存在するため、結び目の場所がわかりさえすれば完全抜去できる可能性が高いのです。 |
瞼板法では糸を固く結んでいるので、結び目はまぶたの奥深くに存在するため、必要時に糸を抜去できないことが比較的多いです。 |
| 糸が結膜面(まぶたの裏) から出てくる可能性の低さ |
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二重埋没法では、結膜下に糸を完全に埋入させるためもし糸が切れても、結膜面から出てくる可能は極めて低いことが利点です。※挙筋法でも他院では結膜面に埋入させないこともありますのでご心配な方はこの点をご確認するべきです。 |
基本的には瞼板法の場合は瞼板内に埋入させることは難しく、糸を固く結ぶことによって瞼板内にめり込ませるという考えです。糸が切れた時は高い頻度で瞼板結膜面から露出して眼球を刺激してしまいます。 |
| 処置後の痕跡の少なさ |
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二重埋没法ではまぶたを裏返しても手術の痕跡はほとんど残りません。まぶたも処置前と同様に反転できます。 |
瞼板法では、まぶたを裏返すと瞼板に糸を掛けた痕跡と変形がはっきり残ります。また、瞼板と内部の組織が癒着し、埋没法の際処置や、何らかの眼科的疾患でまぶたを裏返す必要がある際に、反転しにくいことが多いです。 |
| 埋没法の再処置を 受ける際の容易さ |
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二重埋没法では、再度処置を受ける際に特に問題はありません。初めて受けた時と同様です。 |
瞼板法では上記のようにまぶたと内部組織が癒着しているため、裏返しにくくなっていますので再処置の際に医師が困ることがあります。まぶたを裏返すのに工夫を必要とすることが多いので瞼板法は「医師泣かせ」の方法ともいえます。 |
| 処置直後の快適性 |
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二重埋没法では、結膜下に糸は完全に埋入されているので、処置直後も異物感やゴロゴロ感はありません。コンタクトレンズも装用して帰っていただけます(ソフトコンタクトレンズ)。 ※処置直後はやや目を開けた時に引っ張られる感じはありますが不快感というものではありません。数日で慣れていきます。 |
瞼板法では処置後数日は眼球に異物感やゴロゴロ感がある場合が多いです。これは、糸が瞼板内に数日かけて徐々にめり込んでいくからです。個人差はありますが1週間〜10日程度必要なこともあります。異物感がある間はコンタクトレンズの装用は避けるべきです。 |
ルネッサンスの二重埋没法「切らない二重術」とは
豊富な実績、ルネッサンス美容外科医院が誇る、独自の二重埋没法。
二重埋没法は、クリニック開設以来18年以上に渡り改良し続けてきた当院でのスタンダードな術式です。
この方法は、埋没法を「挙筋法」と「瞼板法」に分類した場合はより優れた方法である「挙筋法」に相当します。以下に列記するような様々な工夫をしています。約15分程度の処置ですが、そのあらゆる操作ステップにおいて、痛みをなくし、腫れ・皮下出血を可能な限り起こさない工夫をしています。
ルネッサンス美容外科医院の二重埋没法とは「一工夫の集大成」と言っても過言ではないと自負しております。
二重埋没法の手術手順
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①まぶたの裏側の瞼結膜側から
糸を皮膚側へ糸を通します。Point結膜側の糸は完全に結膜下に埋め込みます。
運針法なので裏から糸が出てくることはありません。 -
②外側の糸を、刺出した同じ孔に通します。
Point孔を通す際は、皮膚の真皮を引っかけないようにします。真皮を引っかけてしまうと、後に糸が露出したり炎症を起こす可能性があります。
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③外側の孔から内側の孔に向かって
まぶたの皮下に糸を通します。Point皮下を通す際に外側の孔と内側の孔の皮下を直線的に通すのではなく、想定重瞼線の沿うように曲線状に運針します。こうすることによって二重まぶたが角張った感じになることを予防できます。
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④糸を内側の糸を刺出した同じ孔から刺出します。
Pointこの場合も②と同様、糸を刺出する際に皮膚の真皮を引っかけないようにします。真皮を引っかけてしまうと後に糸の結び目が露出したり、炎症を起こす可能性があります。
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⑤内側から出ている2本の糸を結びます。
これで糸は完全にまぶたの中に収まります。Point糸を結ぶ際は結ぶ回数を多くしないことが大事です。解けてしまわない必要最小限の結紮回数にすることで、術後の糸の結び目部分の盛り上がりを予防できます。
二重埋没ダブルループ法の手術手順
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①まぶたの裏側の瞼結膜から2本の糸を上図のように通して想定する重瞼線上に3ヶ所から糸を出します。
Point結膜側の糸は完全に結膜下に埋め込む運針法なので、裏から糸が出てくることはありません。
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②中央の穴から出ている2本の糸を、それぞれその穴に通します。
Point穴に糸を通す際は皮膚の真皮を引っ掛けないようにします。真皮に糸を引っ掛けてしまうと、後に糸が露出したり炎症を起こす可能性があるからです。
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③中央から通したそれぞれの糸を皮下を通して、左右の穴から出します。
Point皮下を通す時は想定する重瞼線に沿うように曲線状に運します。糸を出す際にも真皮を引っ掛けないようにします。
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④左右の穴から出ている糸を結びます。
Point糸を結ぶ際は結ぶ回数を多くしないことが大事です。当院では必ず3回です。解けてしまわない必要最小限の結回数にすることで、術後の糸の結び目部分の盛り上がりを予防できます。
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⑤糸を切って完成です。
Point糸を切る際は、結び目から糸が0.3mm残るよう切ります。これより短く切ると結び目が解けてしまいます。残りが長すぎると穴から糸が露出することがあります。
ルネッサンスの二重埋没法「切らない二重術」の特徴
ルネッサンスの二重埋没法の特徴
- 処置時の患者様の痛み・不快感を除くための工夫
- 術中の出血を少なくするための工夫
- 術後の腫れを軽減させるための工夫
- 自然な二重まぶたが形成されるための工夫
- 術後の合併症の発生頻度を低下させるための工夫
具体的に二重埋没法で行なっている
処置中の工夫を見ていただきましょう
1麻酔液の調整
ルネッサンスでは注入刺激の無い麻酔液を使用しますので、麻酔注射時の注入痛はありません。
麻酔液の注射の痛みの原因は麻酔液の酸性度(低いpH)にあります。麻酔液に緩衝剤を添加してpH調整することで注入時の痛みは無くなります。
他院で埋没法を受けられた方が「麻酔が一番痛かった」という話をよく聞きます。
麻酔液には血管を収縮させるアドレナリンという薬剤が添加されているのですが、これにより薬液の酸性度が高くなり組織刺激性が高まり注射時に痛みを強く感じる原因です。
アドレナリンは局所の血管収縮を来たし、それにより局所に滞留する麻酔液の持続時間を長くする効果があります。血管が収縮することによって処置時の出血を軽減する効果も高く、局所麻酔下で行う小手術ではよく使用されるのですが、アドレナリン非添加の麻酔液と比較すると酸度か高くなっています。これにより麻酔時に、組織に麻酔液が浸透する際に強い刺激痛を感じるのです。
ルネッサンス美容外科医院では、麻酔液に酸性度が緩和するよう薬液のpHを調整していますので、麻酔注入時の痛みは全くありませんのでご安心ください。
*処置時にアイプチの使用によりまぶたの皮膚が強い炎症を起こしている方がいますが、この場合は炎症により局所がアシドーシス(酸性化)に傾いているので、麻酔液の注入痛を感じたり、麻酔そのものが効きにくいことがあります。
そして炎症により毛細血管も増殖しているため処置時の出血も多くなる傾向にあります。そのため、アイプチ等の使用でまぶたの皮膚が強い炎症を起こしている場合は、1週間ほどアイプチの使用をやめていただき、ステロイド入りの軟膏を使用していただくことによって皮膚状態を改善させてから処置を行うことを推奨しています。
2麻酔の方法
ルネッサンスでは麻酔注射の針を刺す痛みを無くすための事前処置を行っています。
麻酔の注射針を刺す痛みを無くす工夫も大事です。皮膚には塗布麻酔、まぶたの裏には点眼麻酔を処置前に使用しますので針を刺す痛みも無くなります。
麻酔液が入った後の術中操作はもちろん全く痛くありませんが、できれば麻酔の針で刺す痛みすら無い方が好ましいです。なぜなら、まぶたの処置においては痛みをこらえるために息んだりすることで出血が多くなったり、術後の腫れの程度にも影響を与える原因になるからです。
処置のすべてのステップにおいて患者様に”痛みを感じさせない”、”痛みを我慢させない”ようにして、処置中常にリラックスしていただくことが、術後の腫れを少なくする最大のテクニックだと考えます。埋没法では、まぶたの表面(皮膚)とまぶたの裏面(結膜)の両面に麻酔をする必要があります。
使用する注射針は、極めて細いのですがそのまま注射すると無痛ではありません。皮膚面には経皮吸収型の塗布麻酔、まぶたの裏の結膜面には粘膜吸収型の点眼麻酔を使用しますので、麻酔注射時も通常痛みを感じることはありません。
点眼麻酔は点眼してもすぐに流れ出してしまいますし、さらに涙液で薄められてしまい粘膜面に長時間滞留させることができないので、1回だけの点眼では無痛に近い状態を得るのは難しく、時間差で2回〜3回の点眼が必要となります。
*点眼麻酔は効き方に若干個人差がありますので少しだけチクっと感じることもありますが、決して強い痛みではありませんのでご安心ください。
3麻酔注射針の選定
麻酔注射針の直径も術後のダウンタイムに影響します。二重埋没法では麻酔の注射針は可能な限り細いものを使用することで、麻酔時の針穿刺時の皮下出血の可能性を最小限にしています。
二重埋没法では画像1の左端の34ゲージの超極細ニードルを使用しています。
画像1で4種類の注射針を見てください。右から23ゲージ、27Gゲージ、32ゲージ、34ゲージの順に並べています。右から順に針が細くなっているのがお分かりいただけると思います。
数字が大きいほど細い針です。23ゲージは通常、血液検査等の採血に使用される針です。
画像2で23ゲージ針と34ゲージ針を並べて比較すると、いかに34ゲージの針が細いかご理解していただけると思います。埋没法の麻酔では30ゲージ前後の針を使用するクリニックがほとんどですが、ルネッサンス美容外科医院では34ゲージの極細針を使用しています。34ゲージとは針の直径が0.18mmと極めて細い針で、主に糖尿病等で自己注射に使用する針です。
針が細いと刺入時の痛みの低減につながりますが、刺入時に皮下出血する可能性が低くなることが最大のメリットです。処置時は緊張している方が多く、血圧もやや高めになっているせいで、外径の太い針では麻酔時の注射の際に皮下出血でまぶたが青くなってしまうことがあります。
皮下出血の範囲が広いと術後のダウンタイムもそれだけ長引きます。34ゲージ注射針であれば、こういった皮下出血の発生頻度が低いため、ダウンタイムの低減に繋がるのです。
4使用する糸の選定
糸の決定には細さと色と強度が重要です。糸の選定する上で、重要な3つの要素があります。
1.可能な限り細い糸であること
2.可能な限り目立たない色であること
3.埋没法で二重まぶたを維持するための強度を有すること
二重埋没法では、埋没法の使用において強度が十分な7-0という糸の規格の中でも8-0近い極めて細い糸、さらに色が薄めの青色ナイロン糸を使用しています。
重要な要素の1と2で「可能な限り」と表現したのは、埋没法で使用する糸は単純に細ければ細いほど良いわけでもなく、またその存在が単純に見えにくい糸であれば良いというわけではないからです。
糸の太さはどのくらいが良いのでしょうか。糸が太いと強度はありますが、結び目が大きくなり目を閉じた時に結び目の部分が皮膚を盛り上げてしまい糸の存在がわかってしまうことがあります。
細過ぎると、上眼瞼挙筋と皮膚との間でブリッジの役割を果たすものとして強度が足りず切れてしまう可能性があります。一日で瞬きの回数は約2万回なので糸の強度は大切な要素です。
糸の太さの場合も6-0、7-0、8-0のように数字が大きくなるほど細い糸です。一般的に埋没法では7-0の糸を使用します。極めて細い糸ですが、埋没法におけるブリッジの役割を果たす糸として十分な強度があります。しかし、同じ7-0の規格の糸と言ってもメーカーによって糸の断面直径の違いがあります。
7-0の規格の糸は断面直径が0.050mm〜0.069mmという範囲で製造されているのです。実際手に取ってみた際に7-0の規格でも、8-0に近い細さのものもあれば、6-0かと思えるほど太く感じる糸もあります。7-0という公称号数が同一である以上は、決められた最低限の糸の「引張り強さ」は約束されているので、なるべく結び目を小さく、かつ皮膚表面からその走行が視認できないよう細い糸を選ぶべきだと考えます。6-0の糸は皮下を走行する糸が明らかに視認できることがあります。黒い糸ならなおさらです。
また糸の結び目が大きくなりやすいので、閉眼時に盛り上がりで糸の結び目の存在がわかってしまうこともあります。そうかと言って8-0は細すぎて強度が7-0の糸に比べ半減してしまうので埋没法では使用すべきではないと考えます。ルネッサンス美容外科医院では、7-0規格の中でも細めの7-0糸を使用しています。皮下を走行する糸を視認することはできませんし糸の結び目も極めて小さくできます。 そして重要なのは強度の面も十分に担保されるということです。
糸の色については、黒色の糸を使用する施設もありますが、まぶたが加齢等で痩せている場合など特に伏し目の時などに結び目がはっきりと透けて見えることが多いため、埋没法の処置の場合の糸としては不適切です。ルネッサンス美容外科医院では、色調の比較的淡い青の糸を選択しています。この色調であれば、7-0という糸自体の細さもあり、糸の走行が透けて見えることもなく結び目が皮膚表面で盛り上がる可能性が低くなるのです。
ルネッサンス美容外科医院では、たかが糸と思われるかもしれませんが、その糸についても「こだわり」と「根拠」を持って選定しています。
「なぜ透明に近い糸や白い糸も存在するのに使用しないのか?」という疑問を抱く方もおられるのではないでしょうか。それは、糸の結び目が全く視認できないと困ることがあるからです。二重まぶたの幅を変更したり、炎症を起こした際に糸を抜去する必要性があり、その時に抜去できるかどうかは糸の結び目を見つけられるかどうかなのです。もし抜去できなければ、問題が解決できないこともあるので、少なくとも結び目のある場所が皮膚から微かに視認できる色の糸を使用しなければいけないのです。
5使用する手術針の選定
二重埋没法では出血が少ないタイプの手術針を使用しています。手術の針の選択次第で処置中の出血の量が変わってきます。二重埋没法では出血を少なくするために、まぶたを貫通できる強度がある範囲で可能な限り細い丸針を使用しています。
手術用の針も、余分な出血を少なくする上で重要です。針はまぶたを貫通できる程度の強度がありかつ細い針(φ0.5mmくらいまで)が好ましいです。細い方がまぶた貫通の際の細動静脈等からの出血が少なくなりますので術後の皮下出血等のリスクを低減できます。さらに針先の加工法では、まぶたを貫通が容易なのでカッティングエッジ(角針)を好む医師も多いのですが、切れが良いのでまぶたの貫通は容易ですが出血は多くなります。
ラウンドテイパーポイント加工の針(丸芯)の方がはるかに出血が少ないので、ルネッサンス美容外科医院ではラウンドテイパー針を使用しています。
手術針の選択だけでも、術後の腫れや皮下出血の程度を軽減できるのです。
6Stab(皮膚側での微小切開)の工夫
Stabを皮膚に加える際もちょっとしたアイディア次第で糸の露出や術後の感染の発生率を低減できます。
埋没法では糸が通る孔を作成するために微小切開(Stab)を皮膚に入れて皮膚穿通孔を作ります。二重埋没法ではこの際に、糸の結び目を落とし込むための孔の皮下に「糸の結び目が入り込む微小ポケット」を作ります。このポケットに糸の結び目が入ることにより術後合併症の発生を少なくすることが可能です。
埋没法では糸の結び目を確実に皮下に埋め込む必要があります。結び目付近の糸が糸の刺出した穴で真皮等を引っ掛けてしまうと、結び目が皮下に落ちず皮内に留まって感染のリスクが高まるからです。そのため糸を通す前に、皮膚にStab(1mm程度の極小切開)を入れ、皮下眼輪筋まで達する確実な皮膚穿通孔を作成し、この孔に糸を通すのです。このStabを入れる際に、太めの注射針を使用し皮膚切開を行う施設がありますが、これでは手術前から出血を来しStab周辺に皮下出血が広がってしまいます。
Stab作成はNo.11のメス(先が尖ったメス)を使用するべきです。メスを使用すると、肉眼でも皮下細静脈を視認できるのでこれらの血管を避けながらStabを入れることができ、不要な出血を最小限にすることができます。
しかし、皮膚穿通孔を作成するだけでは、埋没法を受けられた方が術後早期にまぶたを擦ったりした時に結び目がこの孔から露出してしまうことがあるので、一工夫必要になります。多くの美容外科医がこの単純かつ効果的な方法に気付いてないのは残念なことです。Stabを入れ終わったら、結び目が孔の位置から横方向の皮下に滑り込むよう2mm程度皮下を剥離して微小ポケットを作成します。この簡単な操作により術後の結び目が露出してきたり、感染を起こす可能性が低減できるのです。
7まぶたを裏返す際のテクニック
まぶたを裏返す時はとにかくスマートに。
埋没法では必ず処置中に何度かまぶたを裏返します。まぶたは腫れやすい組織なので、鉗子等で挟んで無理に裏返すことは処置後の腫れを強くする大きな要因となります。まぶたは器具を利用しなくても指で簡単に裏返すことができます。二重埋没法ではまぶたを裏返す際も、処置後の腫れを少なくするために、器具等を利用せず外科医の指で力を加えることなくスマートに裏返します。
まぶたの翻転に鉗子等の器具類を利用する施設も多いようです。しかし、まぶたはデリケートな組織であり、器具類でまぶたを挟んでまぶたを裏返すだけで痛みを感じたり、術後の腫れの原因になることも多いのです。
まぶたを裏返す際は外科医の指だけで行うべきであり、器具を用いるべきではありません。通常なら、器具類を用いなくても指だけで容易にまぶたは裏返すことはできますし、硬い器具で無理に裏返されるより、柔らかい指の方が処置を受けておられる方も苦痛や違和感が少ないのです。ただ、過去に瞼板法による二重手術既往のあるまぶたの場合は注意が必要です。瞼板法の糸によって瞼板と皮膚が連結しているため、まぶたの裏返しが困難なことが少なくありません(挙筋法の術後ではこういったことは起こりません)。
挙筋法で処置を行う場合、瞼板の上部の結膜面をしっかり確認して糸を通す必要があるので、指だけではその部分を視認するところまで裏返すことができないこともあります。
しかしこの場合でも鑷子類でまぶたを挟んで強引に裏返すのではなく、微小フックや微細ピンセットを利用して麻酔が効いて無痛の結膜側にだけ牽引しながら裏返します。この方法だと鑷子類のようにまぶたを強く挟んで裏返さないので腫れることもありませんし、処置を受けられる方も苦痛がない方法です。
8結膜側での運針のポイント
結膜面では余計な針の出し入れは避けることが大事です
結膜面は微細な血管が多く、針の出し入れが多いとその分血管を損傷する機会が増え不要な出血を来すことがあります。二重埋没法では余計な針の出し入れを無くすことにより結膜面での血管損傷の機会が減らすことで、術後の腫れを少なくするよう工夫しています。
上記「まぶたの翻転」の部分でも触れましたが、挙筋法の場合はまぶたをしっかり翻転して結膜面を確認しながら行うべきです。結膜面で運針する際に重要なことが二つあります。
一つは、結膜下は細静脈が非常に多いので針を刺入する際に肉眼的にしっかり確認しながら可能な限り静脈を損傷しないことです。このことにより結膜面の余計な出血の可能性を最小限にできます。結膜での出血が多いと、稀に血液が球結膜にも広がり、白目の部分が一部出血したように見えることもあり、この場合退色するのに10日〜2週間かかることもあります。
もう一つは、結膜下に糸を埋め込む為には、糸を刺入した孔に再度正確に針を刺入することです。この運針は極めて重要で、再度刺入する際に確実に刺入孔に針を入れないと結膜面に糸が引っかかて露出した状態になり、後日結膜側から糸が出てくる可能性があります。結膜側での運針ポイントは出血を極力最小限にするということに尽きると思います。
結膜面下に糸を埋め込む為に何度も針を出し入れすると、その分出血の可能性も高くなるので、二重埋没法では粘膜の穿刺回数を最小限になるよう工夫した運針法を考案しました。
9皮下の運針のポイント
糸は想定重瞼線に沿って運針することが大事です。
皮膚側での運針も、自然な二重まぶたを実現するために注意点があります。皮下を運針する時は孔と孔を単純に最短距離(直線)で通すのではなく、正確に湾曲した重瞼線に沿って運針する必要があります。二重埋没法では十数ミリの孔と孔の間を重瞼線に沿って運針するので、術後に角ばった感じが少なく自然な二重まぶたが得られるのです。
挙筋法の処置の場合、一般的にはまぶたの表面には2箇所の皮膚穿通孔を作り、その孔の間の皮下に糸を通します。その際に多くの美容外科医は単純に直線的に糸を通します。こうすると、孔の間に相当する二重まぶたのカーブが僅かに直線的に見えます。
もともと二重のライン(重瞼線)は緩やかな弧を描いているわけですから、孔の間の糸の走行を直線的に通せば当然の結果です。皮下を走行させるわずか十数ミリ程度の距離でも二重のラインに沿うように曲線的に糸を通すことが大事です。ご年配の方のまぶたで皮膚に張りが無い場合にはに特に注意が必要で、直線的に通すと孔の間に相当するまぶたの皮膚が垂れて見えることが往往にして見受けられます。
この場合は、2箇所の孔の中央付近にさらにもう一箇所孔を追加し弧の中央部の皮下も確実に引き込まれるようにしないといけないのです。
これらも簡単な操作ですが、これで仕上がりが少しでも綺麗になる訳ですから手間を惜しむ必要はないのです。
10糸の結び目(結紮)の工夫
糸の結び目一つで二重まぶたが台無しになることもあるのです。
挙筋法では比較的浅いところに糸の結び目があるので、糸の結び目が大き過ぎると伏し目や目を閉じた時に糸の結び目のところで盛り上がったように見えることがあります。これではせっかく綺麗な二重まぶたになったとしてもちょっと残念ですね。二重埋没法では糸の結び目をいかに目立たないようにするかを考えて結び目の処理をしています。
埋没法の場合、伏し目やまぶたを閉じた時に糸の結び目の部分が小さく盛り上がって見えてしまうことがあります。このような状態の原因は様々です。
(1)そもそも埋没法で使用している糸が通常より太く、結び目の玉も大きくなるので、その結果盛り上がってし待っている。
(2)糸は細いが、医師の糸を結ぶ回数が多いため、結び目の玉が大きくなって、その結果盛り上がってしまっている。
(3)異物反応による線維形成が多い体質の場合、糸の結び目の玉の部分の線維皮膜が特に厚いので、その結果盛り上がってしまっている
(4)まぶたの皮膚が薄く、その結果結び目の玉の形が浮き出てしまっている。
この全ての原因の対処策は、「可能な限り結び目を小さくすること」です。 (3)や(4)の原因のように、糸の結び目の大きさだけが原因でない場合でも、結び目を小さくすれば、その分必ず目立ちにくくなるはずです。結び目を小さくするためには以下のことが必要です。
⚫︎ なるべく細い糸を使用すること
⚫︎ 結紮回数は必要最小限にとどめること
⚫︎ 結紮に際してはしっかり結んで結び目の玉を小さくする
ルネッサンス美容外科医院は7-0規格の糸の中でも極力細い糸を厳選して使用し、結紮回数(糸結びの回数)も必要最小限の3回結紮に抑えています。
さらに糸の結び目を強固かつ小さくするために結紮後に結び目の玉を糸切りばさみの刃の背面で押さえるようにしています。
このような工夫をしているので、通常余程皮膚が薄いタイプのまぶたでない限り結び目のも盛り上がりが気になるということはありません。
ご覧いただきましたように、ルネッサンス美容外科医院の二重埋没法には処置の最初から最後までの各ステップに様々な工夫が施されていることをご理解いただけたと思います。
「痛み」「腫れ」「出血」を抑えてダウンタイムを少なくし、さらに自然な二重まぶたを形成するか、そしていかに合併症やリスクの発生を少なくするか、ということを目的に考案され進化してきた処置方法なのです。
美容外科医にとって、二重まぶた埋没法とは誰もが必ず最初に指導され習得する基本中の基本である処置です。「たかが埋没法」と侮る美容外科医も多い中、15分程度の短い処置に、これほど工夫を施している美容外科施設はほとんど無いのではとルネッサンス美容外科医院は自負しております。
治療の詳細
- 所要時間
- 両目で15〜20分程度
- 治療回数
- 1回
- 痛み
- 治療前の麻酔が一瞬チクッとしますが、治療中は痛みを感じることはありません。
- 腫れ
- 治療後は腫れますが、極めて腫れは少ない自然な仕上がり。
- 麻酔
- 多段階麻酔を行います。まぶたに塗布タイプの表面麻酔を塗り、さらに目薬の点眼麻酔をします。
- 傷跡
- ほとんど目立ちません。
- 通院
- 通院の必要はありません。
- 洗顔・メイク
- 洗顔は治療当日から可能、アイメイクは2〜3日なるべく避けてください。
- シャワー・入浴
- 当日より入浴・洗髪が可能です。
- アフターケア
- 治療後数日から約1週間に二重の幅やラインが広く深く感じたり、左右差が強く出たりしますが、 時間の経過と共に自然に収まりますので心配なさらないでください。治療後、まぶたに皮下出血が出る事がありますが、 この場合約1週間〜10日で消失していきますので心配なさらないでください。
- 注意事項
- 1週間はまぶたを強くこすったりさわらないでください。治療当日は飲酒・バイクなどの運転はご注意ください。 治療当日の長時間の仰臥位は避けてください。コンタクトレンズは当日から装着可能ですが、 違和感がある場合は2〜3日外して様子を見てください。
- 副作用・リスク
- まぶたの解剖学的要因により比較的短期間で戻ってしまうことがあります。
◆ 瞼板による反転のしるさ不足で起こる問題
◆ くぼみや眼球突出など瞼板の形態上の問題
◆ まぶたを擦るくせなどの外的物理的要因
症例写真
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処置前
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処置後
| 治療名 | 二重埋没法(切らない二重術) |
|---|---|
| 性別・年齢 | 女性 20代 |
| 治療内容 | 広めの幅をご希望され、解剖学的限界幅の少し下でラインを作成しました。 |
| リスク | 数日間の内出血・むくみ |
| 費 用 | ¥132,000(税込) |
院長メッセージ
切らずに叶える理想の二重。
当院の二重埋没法「切らない二重術」のこと、ご理解頂けましたか。
二重埋没法は、ご覧頂きましたように、僕の美容外科医の経験とともに進化し続けてきた二重まぶた埋没法です。ルネッサンスの二重埋没法の特徴は、
腫れ、皮下出血を少なくすることで、可能な限り「ダウンタイムを短くすること」
腫れ・皮下出血の大きな要因となる処置中の「痛みを無くすこと」
処置後の「合併症等のリスクを低減すること」
自然な二重まぶたになるよう、「その方のまぶたの状態に応じた工夫をすること」こういった表現に集約できるかと考えます。
「二重埋没法(切らない二重術)」の術式そのものは一般的な挙筋法と大きく異なるものではなく、極めてシンプルな術式です。術式そのものよりも、その処置を遂行する際に様々な“アイディア”や“工夫”を取り入れていることが二重埋没法の真髄だと自負しております。
当院が「挙筋法」を採用している理由
当院は、埋没法の処置は「挙筋法」を採用しています。埋没法には「瞼板法」と「挙筋法」があるというのは皆さんもご周知のとおりです。僕が「挙筋法」採用している理由は簡単です。
当院は、埋没法の処置は「挙筋法」を採用しています。埋没法には「瞼板法」と「挙筋法」があるというのは皆さんもご周知のとおりです。僕が「挙筋法」採用している理由は簡単です。「瞼板法には何一つ挙筋法に勝るメリットがないから」です。二重埋没法(挙筋法)と瞼板法の比較の表でご理解いただけたと思いますが、術後の問題点が多い…いえ、多過ぎるのです。
当院に埋没法を受けに来られる方の多くは既に幾度か他院で埋没法の経験があります。瞼板法で処置を受けられていると、その方には本当に申し訳ない表現ですが、とても「瞼板が汚い」状態です。糸を掛けた後のたくさんのステイプラー(ホチキス)状の瘢痕(傷痕)、瞼板のいびつな変形、この状態を見ただけでも、僕なら絶対瞼板法で処置は受けたくありません。さらに瞼板と皮膚を糸によって強制的に直接結合させているので、埋没法による再処置の際のまぶたの反転(裏返すこと)が非常に難しい状態になっていて、処置を円滑に遂行しにくいことが多いのです。
「百害有って一利なしってことわざは瞼板法を表現するために生まれたのでは…」などと真面目に考えてしまいます。埋没法でも切開法でも、僕は本来の構造と比較して「解剖学的相似性が高い」処置が正しい処置法と考えています。挙筋法は解剖学的構造を模倣しようとする処置方法です。
本来の解剖学的状態は進化の過程で人体において最も効果的、効率的な意味を持つ構造のはずです。それをわざわざ、瞼板法のようにあえて相違する構造を形成する意味って何かあるのでしょうか。誰か、それを僕に教えていただける「瞼板法推進派の医師」は果たしておられますでしょうか?
埋没法は「Simple is Best」
二重埋没法において僕が最も重要と考えることは、「処置後に問題点が発生した時に抜糸が行いやすい処置法であるかどうか」という点です。昨今、二重埋没法で「非常に戻りにくい埋没法」との謳い文句で、非常に複雑な糸の掛け方の埋没法が見受けられます。また「糸の結び目が目立たない埋没法」の触れ込みで糸の結び目をまぶたの裏の結膜側に埋め込む方法もあります。
これらの手術法で僕が問題視としているのは、「様々の事情」で抜糸をしなければいけない時に、完全な抜糸をできないケースが多いということです。「様々の事情」とは以下のような場合です。 二重まぶたの処置を受けたが、イメージと違うので元の状態に戻したい。
希望した幅が広過ぎたので狭くしたい。
埋没糸が原因と考えられる炎症を起こしている。
まぶたの裏がゴロゴロして目が充血している。
これらの状況ではまずは、抜糸をすることが必要になります。完全な抜糸を行うことが理想的な問題解決になるのですが、複雑な糸の掛け方の埋没法や結び目を結膜側に埋め込んでいる埋没法では、本当に抜糸作業が厄介です。
複雑な糸の掛け方をしている場合は、単に糸の結び目を見つけられたからといって簡単に抜けないことが多いのです。切断した糸を引っ張っても糸が絡まってしまい、まぶたの組織がギュッと絞められた状態になったりします。靴紐を間違って引っ張ると解けなくてむしろ硬く締まってしまう状況と似ています。結膜側に結び目を持ってくる方法も、抜糸はまぶたの裏からのアプローチになりますので、糸の結び目を見つけられる可能性は、皮膚側に結び目を持ってくる処置法と比べると明らかに低くなります。
「糸の結び目を見つけること=完全抜糸の条件」なのです。もちろん完全抜糸しなくても、切断することさえできれば埋没法の二重の線を消すことは可能です。しかし、感染等の問題によって抜糸が必要なときは、切断ではなく完全抜糸が必要となります。二重埋没法はどんなに複雑な糸の通し方をしても、戻るときは戻ります。複雑な糸の通し方をしたからといって、その方法が長持ちするなどという保証など全くないのです。糸の掛け方を複雑にすればするほど処置後の腫れも強くなる傾向にあります。
この「複雑怪奇系糸の掛け方埋没法(別名、知恵の輪式埋没法と僕は呼んでいます)」の術後数日目の症例を目にする機会があったのですが、「切開法より全然腫れてるやん!!(すみません関西弁で)」って驚きました。埋没法は腫れが少ないことにこそ最大のメリットがある処置法のはずです。糸を知恵の輪風に複雑に通したからといって消える確率が低くなるわけでもないのに、そんな意味不明な処置方法を考案する前に二重切開法をきっちりできるようスキルアップすればいいのにと考えてしまいます。糸の結び目をわざわざ結膜側に持ってくる処置法も僕には全く理解できません。結び目の部位で盛り上がったりすることがないという触れ込みでしょうが、基本的に結び目で盛り上がること自体それほど多い事例ではありません。
そのために、わざわざ糸の結び目を結膜側に持ってきて、いざという時に抜糸しにくいとか、糸が出てくると眼球を刺激するなど、埋没法の基本的な考えである「安全で必要であればいつでも糸を抜いて戻すことができる(糸を抜いても癒着等で稀に消えないこともありますが)」という概念から逸脱していると考えるのは、単に僕が手術に関して異常に神経質な人間だからでしょうか。最近こういったことがありました。他院で二重まぶた埋没法の「まぶたの裏に糸の結び目を埋め込む」方法を選んで処置を受けた方が来院されました。
しかし幅が広過ぎたので当院で狭くしたいとの希望でした。「なぜ処置を受けた医院で幅変更をしてもらわないのか?」と尋ねると、処置費用が非常に高額だったことと、処置後もかなり腫れたからという理由でした。当院では二重切開法での処置を希望されたのですが、そのためには一旦今の糸を抜糸して、元の状態に戻して(初期化して)から、改めて正確に希望の幅の擦り合わせをしてから切開法で手術をする必要があります。幅の広い今の重瞼線があると下の線での正確なシミュレーションはできないのです。上手く抜糸さえできれば、抜糸後1週間後くらいには現在の線も消えて狭い幅の設定も可能なはずです。ただ、結膜内に糸の結び目があるので必ずしも上手く抜糸できるかどうかわかりません。
糸の結び目を持ってくる位置はそれぞれの医師の癖のようなもので、処置をした医師が最も上手く抜糸できるはずです。埋没法を受けた医院で、抜糸に関しては無料で行ってもらえるらしく、僕も処置を担当した医師なら上手く抜糸できるはずなのでそれなら安心してお任せできると考えました。抜糸をしてもらってからまた改めて切開法の計画を立てましょうと言って、その日はその方とのカウンセリングを終えました。さっそく翌日その方から当院に連絡があり、抜糸はできなかったが糸は切ってくれたとの事でしたが、ものすごく腫れているので1週間後に当院で切開法を受けられるかどうか…との連絡でした。とりあえず診察するので来院を促して来ていただくと、驚きました。
両まぶたとも暴力沙汰でもあったのかと思うくらい、真っ黒に膨れ上がっているのです。ボクシングで12ラウンド戦い切ったあとのまぶたと表現すればわかってもらえるでしょうか。二重まぶた切開法でもそんなに腫れることはあり得ません。その担当医は自分がかけた糸の結び目を見つけられず、まぶたを裏返してこねくり回しているうちにどんどん出血を起こしてこんな酷い状態になったのでしょう。出血を起こして周辺組織が青黒くなってしまうと、元々青い色の糸の結び目は分からなくなってしまうのです。
結局、糸の抜糸は諦めて、皮膚表面を少し切開してからなんとか糸の走行部を見つけてそこで糸を切って処置を終了したとのことです。糸の結び目が残っていたら、いくら糸を皮膚表面から見つけて引っ張ったところで結び目の玉が引っかかって抜けないので、切断して重瞼線を消す方法を選択するしかなかったのでしょう。
しかしこんなことなら他院の担当医に任せず僕が処置していた方が全然良かったなと後悔した次第です。この方は腫れが完全に落ち着くのに約2週間以上かかりましたが、その後当院で切開法を行いたいへん満足して頂きました。埋没法の糸は切開法の際に完全に除去できました。
繰り返し言いますが、まぶたの裏(結膜側)に糸の結び目を持ってくる方法や、複雑な糸の掛け方をする埋没法は非常に問題がある処置だと僕は思います。僕の体験談の症例は、感染を起こしての抜糸ではありませんでしたが、感染を起こした際に糸が完全に抜去できなければ感染糸が残存しますので、その時感染症状が消退したとしてもそれは完治したのではなく炎症が一時的に治まっただけで、体の免疫力が低下した際にはまた炎症を振り返すことになるのです。
僕は埋没法では「処置後に問題点が発生した時に抜糸が行いやすい処置法であるかどうか」を最重要視しています。手術をしてくれた担当医が、次回必ずその医院にいるとも限らないですし、年月が経てばその医院自体なくなっていることもあるでしょう。そういう場合に、何らかの問題が発生した時に処置を担当した医師でなくても抜糸できる可能性が高い処置法でないといけないと僕は考えます。当院の糸の掛け方は極めて単純なループ法です。結び目が見つけられれば、糸を切断すれば完全抜糸できます。埋没法は長期的な目で見るとやはり「Simple is Best」です。ルネッサンス美容外科医院の「二重埋没法(切らない二重術)」は、まさにこれ以上削ぎ落とすものがない程に、SimpleかつSystematicな方法であると考えています。
施術の流れ
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Step 01
- カウンセリング
- 洗顔してメイクを落としていただき処置室に入室です。決して大袈裟な処置ではありませんのでリラックス、リラックス‼ ブジーという器具を使って二重をシミュレーション。この時の二重の幅が最終的なイメージになりますので、しっかり希望を伝えてください。ただ、医学的に判断して広すぎる不自然な幅については、幅変更をアドバイスさせて頂くこともあります。
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Step 02
- デザイン
- 希望の線が出るよう埋没法の糸を掛ける位置や掛け幅を検討・設定していきます。なるべく左右差が出にくいように設定することが大事です。
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Step 03
- 掛け幅を設定
- 処置用チェアをリクライニングして横になった状態で正確に糸を掛ける位置や幅を設定します。何度もまぶたを開け閉めしてもらいながら、目頭から目尻にかけて自然な流れの線になるよう位置を決めることが重要です。座位では皮膚が伸展していないので正確な位置をマーキングできないので、この段階で糸を通す位置を最終的に決定します。
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Step 04
- 麻 酔
- まぶたの裏の結膜側の麻酔注射の痛みがを少なくするためにベノキシール点眼し、お顔の消毒もします。目にも刺激のない消毒液なのでご安心ください。そしてまぶたの表面の麻酔を行います。2回目のベノキシール点眼と塗布麻酔が十分に効くのに約5分程度かかりますので、患者様にはこの状態で5分ほどお待ちいただきます。
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Step 05
- 治 療
- 二重埋没法処置を始めます。まぶたの表面の麻酔が済んだら、マーキング部に小さな小さな「糸を通すための孔」を開けます。もちろん痛くありません。想定した二重まぶたが実現できているかの最終確認をし完了です。
治療料金
| 治療名 | 治療時間(目安) | 箇所/回数 | 料金 |
|---|---|---|---|
| 二重埋没法 | 20分 | 両 目 | ¥120,000(税込 ¥132,000) |
| カウンセリング料 | 30分 | 無料 |
*片目のみ手術をご希望の場合、両目手術の6割負担となります。
当院ではカウンセリングに重点をおき、患者様のお悩みをお聞きしたうえで、最適な治療法、治療詳細、リスクなど、しっかりと時間をかけてお話させていただいております。そのためカウンセリングが有料となっておりますが、何卒ご了承くださいますようよろしくお願い申し上げます。
よくある質問
- ルネッサンス美容外科医院では処置から1年以内でしたら消失した時などに優待価格で受けられるとのことですが、二重ラインの幅を変更したい時は優待価格でやり直していただけますか?
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当院の1年間の優待価格というのは、当院で埋没法の手術を受け、1年以内に二重のラインが薄くなったり消失した時に診察させていただき、状態を確認できた場合に優待価格で再処置をさせていただくというものです。
そのため、二重のラインの幅を大幅に変更したり形を変えるのは、「原則的」に優待価格の適応外ケースになります。
なぜなら当院では二重の幅や形の決定は、各患者様固有の解剖学的状況を診察し「現実的に提供できる範囲内」で最大限「患者様の希望」に近付けるようカウンセリングの際に非常に綿密な擦り合わせを行なっているからです。
しかし、当院では処置を受けられたすべての方にご満足頂くために、術後の様々なご要望に関してそれが医学的に対処可能な範囲の場合は、ご相談承っておりますので何卒遠慮されずご連絡ください。
- 他院で受けた二重まぶた埋没法の糸を抜糸してもらうことはできますか?
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他院で受けた埋没法の糸でも当院で抜糸いたします。通常、処置を受けてから5〜6年以内であれば糸の結び目が視認できるので、大抵の場合抜糸が可能です。埋没法の糸は、経年的に糸の色素が抜けて徐々に薄くなる特性があります。
そのため10年以上経過すると、糸の結び目も見えにくくなって場所を特定できず抜糸できないことがあります。つまり抜糸できるかどうかのポイントは「結び目を視認できるかどうか」です。10年以上経過してても結紮部さえわかれば抜糸は可能なことが多いので、先ずは診察にお越しください。
最近問題になっているのは、糸の結び目を皮下ではなく、まぶたの裏の結膜下に埋め込む処置を受けられている場合です。結び目の場所が結膜下に入っているので、位置の特定ができず、抜糸が極めて困難な症例が多々あります。たとえ位置が特定の出来たとしても、抜去の最中ずっとまぶたを裏返して強く牽引されているので患者様自身も苦痛なことが多いようです。まぶたの表面に糸の結び目の膨らみが出にくいからという理由で、まぶたの裏に結び目を持ってくる埋没法を積極的に勧めるクリニックもあるようですが、受けられる際には抜糸をする際のことも含めて慎重に検討することが必要です。また、「戻りにくい埋没法」とのうたい文句で非常に複雑な糸の掛け方の埋没法もありますが、この場合も注意が必要です。糸の結び目が見つかったからといっても簡単に糸が抜けません。靴紐を解く際に誤ると糸がもつれたり、逆に締まってしまうのと同様で、糸を切ったのに引っ掛かかって抜けなかったり、無理に引っ張ると組織が締まってしまったりして、結局完全抜糸できず一部残存してしまうことが多いのです。抜糸に関しての基本的な考えは「先ずは処置を受けたクリニックに相談」することです。たとえ年数が経過していたとしても処置をした担当医が糸の掛け方や結び目の位置を一番把握しているはずです。しかし処置を受けたのが随分昔でクリニック自体が既に無くなっていたり、処置を担当した医師が居ないこともあるでしょう。他院の抜糸に関してはすべての糸を完全に抜糸することは、お約束はできませんが糸の感染により炎症が起きている場合など可及的早期の対応が必要になる場合がありますので、その際はご遠慮なく当院にご相談ください。
- 今まで他院で埋没法を何度か受けているのですがいつも数年程度で戻っています。次回戻ってしまった時も埋没法を検討しています。埋没法は何回やっても良いものでしょうか?
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二重まぶた埋没法は、何回までは大丈夫という明確な医学的基準はありません。実際、過去5〜6回以上埋没法を繰り返している人も多数います。しかし何度も処置を繰り返すことにより、まぶたの組織に癒着等が起こったり不要な埋没法の糸が残存していたり、二重まぶた切開法を受ける際に手術が難しくなることもあります。2〜3回埋没法を受けてご自身の理想の二重幅がイメージできる様になれば、そろそろ二重まぶた切開法をご検討されるのはどうでしょうか。二重まぶた切開法も当院にお任せください。
- 埋没法は戻ってしまうのですか?どうして戻るのか教えてください。
-
二重まぶた埋没法は、切開法と比較して戻りやすい処置法だと言えます。戻ってしまうまでの期間は様々です。一度の埋没法で20年以上二重まぶたが維持できている人もいれば、数年おきに処置を繰り返している人もいます。「①二重埋没法とは二重まぶたになる仕組みを知りましょう」で説明しましたように、まぶたの奥の上眼瞼挙筋と皮下の眼輪筋がブリッジ(架橋)により連結されていることにより、目を開けた時に「二重まぶた」が現れます。埋没法では糸を利用してこのブリッジを形成する処置です。二重まぶたがしっかり出現するためには、目を閉じている時にこのブリッジは「ぴんと張っている」ことが必要です。つまり、糸に「あそび」が無い状態です。「あそび」が無い状態だと、目を開け始めた瞬間からまぶたの皮膚が引き込まれ始めるので、完全に目が開いた時は、深くしっかりした二重まぶたになります。ところが、毎日毎日約2万回の瞬きを繰り返しているうちに、元の状態に戻ろうとする力が加わっているため糸が柔らかい眼輪筋の内部に沈み込んで(めり込んで)行きます。まぶたのボリュームが多いタイプでは特にその傾向が強いのです。糸が眼輪筋の内部に入り込んでしまえばその分、目を閉じている時には糸がぴんと張らずに「あそび」が生じた状態になります。「あそび」が生じると、目を開け始めた時には皮膚はまだ引き込まれず、ある程度目を開いて「あそびの」分がなくなった時点から皮膚が引き込まれ始めます。上眼瞼挙筋の収縮が完了して目が完全に開いた状態になった時は、引き込み始めが遅れた分、浅い二重まぶたになってしまってます。この状況がどんどん進行して二重まぶたが浅く薄くなってしまい、最終的には目を開けても二重まぶたが出現しなくなるのです。これが、埋没法で二重まぶたが消失する仕組みです。この「糸の眼輪筋深層部への沈み込み」の進行が早いと早期に二重まぶたが薄くなり、この進行が遅いと二重まぶたが長持ちするということです。たとえボリュームが多くないタイプのまぶたでも、まぶたに負荷がかかる機会が多いと糸の沈み込みの進行が早くなりますので早く薄くなることもあります。もちろん糸そのものが切れてしまうとブリッジ構造が破綻してしまうので、当然二重まぶたは消失します。しかし、もし通常糸が切れるほどの力が加わったとしたなら、それはまぶたに相当の外力が加わっていわゆる「大怪我」をしていることを意味するので、「糸が切れることによる二重まぶたの消失」という状況は現実的にはあまり想定できません。先ずは「消えない二重埋没法は存在しない」ということを把握することが大事です。「戻らない、非常に戻りにくい埋没法」のうたい文句で非常に複雑な糸の掛け方をするドクターもおられるようですが、どんな掛け方をしても時間が経てば普通に戻ってしまっているのが現実です。戻りやすさは糸の縫い込み方で大きく変えられるものではなく、その人のまぶたの解剖学的要因や、日常生活において何らかのまぶたに繰り返し加わる負荷などに影響されることが多いのです。
- もともと二重まぶたなのですが、もっと幅を広げることはできますか?その際に元の二重の線はどうなるのですか?
-
当院に来られるおよそ半数の方が、もともとの二重まぶたの幅を広げることを目的に来院されています。「解剖学的」に二重まぶたが形成できる範囲内で広げることができます。「解剖学的」というのは言い換えれば「目の見開きに影響しない」ということです。二重まぶたの幅は好きなだけ広げられるわけではありません。二重まぶたというのはまぶたの裏の上眼瞼挙筋が収縮することで皮膚を引き込むことによってできるものです。皮膚を引き込むために、埋没法では糸を上眼瞼挙筋と皮下の眼輪筋の間の架橋として利用していることは前述のとおりです。皮膚を引き込むためにはある程度の「抵抗=皮膚が戻ろうとする力」が生じます。二重の幅が広くなればなるほど上眼瞼挙筋と皮膚との間の組織の厚みは増します。この組織厚がそのまま抵抗となります。その抵抗を上眼瞼挙筋が補える範囲なら二重まぶたが作れる範囲です。二重まぶたを広げていくと、あるところから目を開きにくくなります。これは、皮膚を引き込む抵抗が強すぎて、上眼瞼挙筋が収縮する力では補えなくなっているということです。わかりやすく表現すると、眼瞼挙筋と皮膚との「綱引き」で上眼瞼挙筋が負けているということです。この綱引きで上眼瞼挙筋が「余裕で勝てる」くらいの幅が可能な範囲ということです。幅を広げた時は下の元の線はどうなるのでしょうか。二重まぶたは上の線のところで優位に出現するので、通常元の下の線は出現しません。しかし、元の線と比べ広げ幅が非常に大きい場合は、下の線が出現します。ご本人が特に気にならなければ大丈夫ですが、下の線の出現が気になる場合は広げ幅をある程度制限する必要があります。










