コラム 中の人

教えて院長先生シリーズ -1-

院長先生から回答が届きましたよ!
院長先生、とっても文章がお上手です。
でもちょっと長い…ので、中の人が色々翻訳しながらお伝えいたします。

院長先生のお答えはどんなのかな?

(1)目の前に、先生のタイプかどうかはともかく、そして若いとか年取っているとかそういうのもこの際関係なく、とある女性が登場したら、その瞬間美容整形外科医としては「あっこの女性はxxxのxxが良くないからxxxxを●●●した方がいいな」とか

「この人は、ここのこれがバランスが良いけど、もう少しここらへんをああいうふうにしたらかなり綺麗な顔になるなあ」とか何とか、そんなことを思うこと、よくありますか?それとも心は無?

院長:『なんかそういうタイプのドクターってよくテレビとかで見かけますよね。
人の顔を見て「君は鼻をもっと高くしたほうがいいよ、それに二重の幅ももっと広げると魅力的になるかも…云々」って感じで。確かに「この人はここをこうすれば良いかも…」って僕なりに思うことはありますよ。

でも、それって僕の趣味·好みを押し付けることになるのでやはり言わないようにしています。「美」って見る人によって評価が変わるので、いわゆる「押し売り美容治療(って僕は呼んでいます)」をして僕視点で格好良くなったとしても、処置を受けた人自体満足してくれるか分からないですからね』

中の人:いやー、確かに確かに。いますよねそういうドクター。テレビとかネットで有名人の顔を取り上げて「あー惜しい」とか「この人、すでに相当お直ししていますね」とか「鼻の下が長い」とか、結構余計なお世話なことばっかり言ってるドクター。他人事と思って見ていると結構楽しいんですけどね、ああいうトピックって。でも確かに、院長先生がウナギみたいな顔が好みだったとしたら、そこから美的アドバイスをされてもさすがにちょっと困ります。

院長:『僕は、美容治療は「本人の施術に対する強い希望」があって初めて成立するものって考えています。「外科的治療によって考えられるリスク」と「外科的治療を受けることによってその人が得られるであろうメリット」を天秤に掛けて、メリットの方が上回る可能性が高い場合にのみ治療を受けるべきなのです。もちろん受ける・受けないの最終判断は手術を検討している当人です』

中の人:院長先生!だとしたら「アンバー・ハード(誰?←ジョニー・デップの元嫁で絶世の美女だけど性格最悪で頭が一寸なアクトレス)みたいな顔にしてください!絶対してください!何があっても自己責任で行きます!」って患者さんが来たら、どうします?(こうしてQ&Aループに入ってしまう)

いやでも、はい。わかります。つまり「プロの目から見てどこを直したら良くなるか判断して施術してください」っていう、自分の希望を出さずに丸投げする美容外科的治療はやめたほうがいいですよ。っていうことですよね。

院長:『僕が一番困るタイプは、「私の何処を手術すれば良くなるか、プロの視点で教えてください」って人ですかね。あまりにもその人自身の希望が希薄というか漠然というか、僕としては捉えどころが無いんですよ。こういう場合は、「取り敢えずまずは一ヶ所、ご自身が一番気にしている部位をお教えください」と逆に僕の方からお願いしています。大抵こういう人が、商売好きのドクターに勧められるがままに大金はたいて一度に、お顔のあっちこっちの処置をいっぺんに受けて不満足な結果に終わるんです。そういうわけで、うちのクリニックに来院される場合は、「私は此処をこうしたいんです。」って明確な意思を僕にお伝えくださいね。』

中の人:おおおー。なるほど。これはニューな情報ですね!素人は兎角「二重瞼になれば、もっと可愛くなる!」とか「二重の幅を広げたら瞼が軽くなって若返る!」というピカピカした希望を持って美容外科を訪れることが多いと思います。でも、二重にしたからなんでも解決ってことではないのですね。つまり「瞼が重たくなって老けた印象になってきたからこの際、切開してガバーっと二重を整えてお目目ぱっちりにしたい!」と思っていても、プロの目から見ると『二重施術の前にくぼみ目を改善させた方が良いですよ』というプロのアドバイスがいただけるということですね。

くぼみ目って、目周りの治療としては意外に知られていないと思うのです。実は私の母が、コケシタイプの私とは正反対の濃い眉毛キリリお目目パッチリ鼻筋バッチリの南方系だったんです。その母が晩年「お母さん、若い頃はお目目パッチリで出目金(表現が古いな!)って呼ばれていたぐらいだったのに、歳をとってからは奥目になっちゃって、しかも二重瞼が三重になってきたわー」ってよく言ってたんです。

彫の深い顔立ちだったので目が奥に引っ込んでいるのは、元々なんじゃないの?と子供心に思っていましたが、院長先生の回答を見て、そうかそうだったのか!我が母は奥目になったんじゃなくて、加齢とともにくぼみ目になっていたのか!と理解いたしました。

そう言われてネットなんかで往年のアイドルとか俳優さんたちの写真を色々とみてみると、うーんなるほど!ずっと綺麗・イケメンだけど、何かが変わって老けて見える人たちの多くが、この『くぼみ目』になってる感じがします!

いずれにせよ、「顔いじりたい」って思っても、全てプロ任せでうまくいくと思ってはいけないってことですね。まずは「どういう自分になりたいか。今の自分のどこをどうしたいか。」

具体的なビジョンをある程度持って御来院いただき、院長先生の的確なアドバイスをもとに予算を考えて決定!という道筋が理想的なんですね。

「体が全体的に老けたからなんとかならないか」とか「顔が全体的にダメだけどどうしたらいいのか」とか、そういう中の人みたいなタイプが一番アカン。ってことです。肝に銘じます。

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